2012年12月28日金曜日

年末の学校

  御用納めの今日、特編授業は午前中で終了したが、3年生の教室や演習室では、午後になっても生徒は残って自学自習したり、個別指導を受けたりしている。

  進路室前には、多くの大学のパンフレットや案内が積まれており、室内からは、教員と生徒とのやりとりが聞こえてくる。1月4日、5日の直前模試の準備に忙しそうである。



  校内を回ってみても新年を迎える年末の雰囲気は感じられず、吹奏楽部や合唱部がいつものように練習をしており、体育館では、バスケットボール部が練習試合を行っている。明日も部活動は行われ、自習室での勉強のために登校する生徒もいるようであり、対応する教員は文字通り休みなしである。 
 
  学校にとっては、3月末が一年の区切りの年度末であり、年末年始も継続して子どもたちの活動が繰り広げられることをひしひしと実感し、職員室で熱心に質問している生徒の姿を見ながら、当たり前の日常の継続こそが年末の学校の光景だなと感じている。

2012年12月26日水曜日

冬休みの学校

  冬休み2日目、大学入試センター試験対策の特別編成授業が行われており、生徒は黙々と机に向かい最後の追い込みに熱が入っている。年末は28日までの予定で実施されるが、暖房の効いた教室とは一転、廊下は冷え切っている。

  教室や自習室では、所々で生徒たちが自学自習をしており、グラウンドでは、寒波をものともせず、運動部員が元気に活動しているのも、冬休みのいつもの光景である。

  一年生の教室棟には、啓発のための掲示がなされており、歩いていると目にとまり、ふと立ち止まってしまう。

 

  冬休み明けには課題テストがまっている。そういえば高校生の頃、百人一首の課題が出て遊びながら覚えたものだが、上の句からすらすら言えても、下の句を見て上の句がすぐ出るには、よほどしっかり覚え込まないと難しい。数学で言えば、二次式の展開ができても因数分解はなかなかすぐにできないのと似ている。

  いろんな発想やアプローチをしながら、根っこを押さえた学習をすることが、学力定着にはとても大事なことである。短い冬休みを充実した中味のあるものとしてくれることを願っている。

2012年12月21日金曜日

合唱祭から2学期終業式へ

  昨日の合唱祭は、まさに本校の伝統的行事たるにふさわしい、極めて質の高い内容であった。最高の賞である「プラチナ」賞に輝いた2年E組が歌った「道」は、観客の心に響く合唱であり、終了後、会場から大きな拍手を誘った。また、金賞受賞の2年D組の「ここにしか咲かない花」は、指揮者、伴奏者、合唱者が、演奏を通してまさに一つにまとまっており、舞台からの熱いメッセージが確かに胸に届いた合唱であった。 

  今日は、2学期末を迎え、久し振りに全学年が体育館に集合した。表彰式において、運動系では、陸上部、ソフトテニス部、柔道部の、文化系では、囲碁部、写真部、文芸部の、全国大会や県大会での活躍について、賞状を伝達し活動の成果を讃えた。

  部活動の表彰に続き、明るい選挙啓発ポスター特選(県選管審査)をはじめ、青少年読書感想文や大学主催のエッセイコンテストでの表彰など、日常の学習活動で顕著な成果を収めた生徒の表彰を行った。

  表彰式終了後の終業式では、「大きな夢や目標を持ち、その実現を目指して努力しながらも、高校3年間のそれぞれの時間を大切に、高校生活への満足度を高めていくような活動を展開していこう」と呼びかけた。

2012年12月17日月曜日

大学生とのコラボによる活動的な授業

  三重大学の学生がファシリテーターとして、6つに分かれたグループに1人又は2人ずつ加わり、グループごとに竹内浩三の詩をいかに朗読するか話し合っている。


  本日、5・6限目、2年生の国語の授業の一コマは、早稲田大学の金井景子先生の指導のもと、竹内浩三の詩の朗読となった。授業の冒頭、金井先生から、本時の授業内容の説明があり、その後、協力していただいた三重大学の学生が、詩の朗読を実践披露した。

 
  群読、抑揚のある声のリレーに、生徒たちは驚きながらも新鮮な気持ちで意欲をかき立てられているようである。

 
  初対面の生徒の個性を上手く引き出し、グループごとの成果発表へと見事に結実させていただいた三重大学の学生のコミュニケーション能力の高さは素晴らしいものである。と同時に、授業終了後、金井先生や学生たちから感想をうかがう中で、本校の生徒たちは、自ら考え行動する力を確かなものとしている、と教えられた一日となった。

2012年12月13日木曜日

ミドリゾウリムシの観察

  1年生の生物基礎の授業、今日は実験である。生物担当教員が兵庫県立大学での研修で手に入れてきた「ミドリゾウリムシ」の観察を行った。


  授業の冒頭、教員が順次生徒を指名しながら、ゾウリムシやミドリムシについての基礎的知識や細胞内共生説を確認した後、実験の手順を詳しく説明した。生徒たちは真剣に教員の話を聞きながらも、観察実験にわくわくした気持を持っているのがよく分かった。

  説明が終わり、顕微鏡での観察準備が整ったあと、一斉に、食い入るように顕微鏡に向かっている姿がとても印象的であった。

   
 顕微鏡で捉えた姿をスケッチし、気づいた点を5点以上まとめてレポート作成である。生徒たちは、他の生物の教員にも質問しながら、観察とスケッチを繰り返していた。


  授業終了後の研究協議では、「生徒全員が先生の説明に視線を向けており、実験の導入の説明も良かった」といった評価もいただいた。
  何より今回の実験のための教材作成に労力を惜しまなかった教員の意欲と、それに応えた生徒の輝く反応が素晴らしかった。

2012年12月12日水曜日

良き納税者に

  本日、3・4限目、3年生特編授業の一コマは、外部講師による特別講座で租税教育を実施した。税理士の里中紳二さんに来ていただき、「私たちの生活と財政の役割」と題して、暮らしの中の税、消費税の仕組み等について、詳しくお話しいただいた。


  30名ほどの受講者は、途中、講師から示された100万円の札束や1億円の包みに驚きながらも、使い途を問われて、とまどいながら貯金や車購入といった現実的な回答をしていた。

  7限目のLHRは、どのクラスも合唱祭の練習にあてており、廊下を歩いていると、1・2年生の教室からは、元気に練習する歌声が聞こえてくる。

 

  パートに分かれて、リードする生徒の指示に従って発声の基本から練習したり、録音した曲をバックに楽譜を見ながら声を合わせたり、と教室は熱気に溢れている。 

  どの学年の生徒も、今の自分にできること、今だからこそできること、それらをしっかりとやり遂げてほしい。

2012年12月10日月曜日

大学への扉を開けた出前授業

   「心の健康を考えよう」、三重県立看護大学の船越明子先生の指導で、生徒は、今困っていることやストレスについて、グループで話し合いを進めている。


  受講者が多くなった工学分野では、講義室にぎっしりと座った生徒たちが、「電気自動車の発達と環境問題」について、三重大学工学部の丸山直樹先生の解説に、熱心に聞き入っている。


 
 
  本日の3・4限は「総合的な学習の時間」、2年生は、法学や看護学など希望に応じて7つの分野に分かれ、大学の先生による授業を受けた。

  生物資源分野では、三重大学生物資源学部の水野隆文先生が、「植物で環境をきれいに」のテーマで、植物が物質を吸収し蓄積するメカニズムや、実際に利用されている環境浄化事例について、具体的に話をされた。この分野に関心の高い生徒たちは、難しい内容に知的好奇心を刺激されながら、必死にくらいついていたようである。


  外国語分野では、南山大学の奥田博子先生が、「コミュニケーションとは何か、私たちはどのように『情報』と向き合っているか」、具体例を示しながら生徒に語りかけている。


  教育分野では、皇學館大學の深草正博先生が、「クリエイティヴになるために」のテーマで、生徒と熱心にやりとりしている。授業終了後、「おもしろかったな」と話しながら廊下を歩く生徒たちの感想が全てを物語っている。深草先生には、ここ何年もの間、継続して出前授業に来ていただいており、毎年、生徒たちは楽しみにしている。
 
  法学や経済学は希望者が多く、被服室や会議室といった比較的大きな教室を使用したが、それでも生徒で一杯であった。法学は、三重大学人文学部の前田定孝先生が、「災害時における政府と自治体の役割-なしうることとその限界」のテーマで、経済学は、落合隆先生が、「ゲーム理論と戦略的思考」のテーマで、それぞれ生徒に考えさせる内容の授業であった。

  本日の出前授業を契機に、志望分野を固め、希望する大学への合格を目指してステップアップしていくことを強く望む。

2012年12月7日金曜日

オーストラリアへ夢を乗せて

  本日、夜、オーストラリア語学研修に参加する生徒の保護者の方々に来ていただき、説明会を行った。20名の生徒は、隣に座った保護者の方々とともに、研修の日程や内容、現地の状況などの詳細な説明を終始熱心に聞いていた。

  
  子どもの背中を後押ししていただいた保護者の方々に感謝しつつ、成長へとつながる貴重な体験となることを期待している。

  出発は3月16日である。それまでに、参加者全員で事前研修を幾度となく行う予定である。「ホームステイを通してオーストラリアの文化や習慣、考え方などを学びたい」、と参加者の多くが事前に提出した作文に書いていた。

  語学研修も3年目となる。今回の研修を機に、多くの生徒が国際交流や国際理解について、考えを深めていってほしい。
 

期末テストを終えて

  期末テストも今日で終了し、3年生は大学入試センター試験に向けいよいよラストスパートである。来週からは特別編成授業となることから、テスト終了後、体育館で学年集会を行った。



    教務部代表から特別編成授業について、進路指導部代表から大学入試の直前対策について話があった後、学年代表が全般的な諸注意を行った。生徒は皆テストの緊張感を持続させながら真剣な表情で聞き入っていた。

  午後になると、寒さをものともせず早速部活動に汗を流す生徒たちで、体育館やグラウンドは活気が溢れている。

  日毎に寒さが厳しくなるが、生徒たちはそれぞれの置かれた状況をしっかりと見定め、「今」を全力で過ごしてほしい。

2012年11月30日金曜日

師走へ

  来週月曜からは2学期末テストである。期末テスが終わると3年生は特別編成授業となり、大学入試センター試験へと、受験モードが一気に高まる。

  日中は寒さも少し和らいでおり、生徒は、掃除が終わると足早に下校していく。明日からは冷え込みそうであり、県内では感染性胃腸炎の流行の兆しがあるので、健康管理には万全を期して試験に臨んでほしい。

  放課後の校内は静かであるが、図書館や自習室は熱気が溢れており、職員室での教員と生徒の対話もひっきりなしといった状況である。

  明日から師走。忙しい中にも、心身ともにリラックスできる時間を少しでもつくってほしいと願うばかりである。

2012年11月27日火曜日

満足のいく3年間

  「将来の夢の実現に向け、充実した高校3年間を過ごすことが一番大事ではないか。後で振り返った時に、『楽しかった』と思えるような高校生活を送ってほしい。」

  昨日の学校関係者評価委員会では、学校行事への満足度や授業理解度、遅刻者数等の様々なデータを基に学校の現状を説明し、評価委員の方々からたくさんの意見をいただいた。

  成果指標や目標数値も大事だが、何より忘れてはいけない根っこのところを指摘していただき、高校教育の原点に立ち返った想いがした。冒頭の意見がまさに、その見解である。


  期末テストを来週に控え、1年生の教室棟には簡潔な掲示が張られ、気持を切り替え勉強に集中するよう促している。放課後、職員室前で熱心に質問している生徒、面接や口頭試問に取りむ生徒の姿は生き生きとしている。「文武両道」と「自主自立」、輝く生徒は素晴らしい。

2012年11月19日月曜日

心を受けとめる人権学習

 2年生の人権学習の一環として、本校卒業生による人権講演会を実施した。「部落問題と私たちの未来について」との演題で、2人の卒業生が話をされた。

   「話をすることでお互いが分かり合える」、「高校時代に親友をつくることが大事である」、「部落問題について学ぶことは、これからの生き方につながる大事なことである」等々、同じ世代の若者として、高校時代の想いを織り交ぜながら、生徒たちに正面から語りかけた。

 講演の冒頭、司会の教員が、「心で聞くこと」の大切さを訴えたこともあり、生徒は静かに、真剣な表情で聞き入っていた。若い二人の話は生徒の心に深く浸透していったようである。

 講演終了後、各クラスごとにグループに分かれ、講演を聞いて感じたこと、気づいたこと等について、話し合った。

 
 人権学習は、自分の生き方を学ぶキャリア学習でもある。この想いを強くした一日となった。

2012年11月16日金曜日

輝く授業

  授業中の生徒の表情は明るく輝いており、指導している教員も生き生きとしている。


 
 文部科学省の「英語力を教化する指導改善の取組」の本県拠点校として、4技能習得のための言語活動の充実を目指し様々な活動を展開している。今日は、本年度2回目の運営指導委員会を開き、あわせて公開研究授業を実施した。公開授業には校外から20名ほどの先生方に見学していただいた。グループ学習の際には、机間を巡り活動の様子を観察されていた。

 
  
  授業終了後の研究協議会では、「授業が終わった後、生徒たちが楽しかったと言っていたのが印象的であった」、「個人、グループ、全体の3つの活動がバランスよく取られており、学びの設定が上手くできていた」、「オール イングリッシュで生徒の理解度が気にはなったが、グループ学習を上手く取り入れカバーしていた」等の感想や意見が交わされた。

  生徒とのやりとりを通して生徒の良さをうまく引き出しており、充実した内容とも相まってあっという間に終わった、と感じた授業であった。運営指導委員会終了後、「今日は充実した日であったなあ」、との言葉を残し帰られた先生方の想いを、生徒に是非伝えたい。

2012年11月15日木曜日

寒波の中暑い活動

  寒波の到来で、今朝はめっきり冷え込んだ。赤い羽根募金活動も4日目となった今日、生徒会役員が始業前と昼休み、生徒玄関前で呼びかけており、中には毎日募金をしてくれる生徒もいるようである。


  登校する生徒もマフラーやマスクを着用している姿が目立って増えており、募金をした後、足早に教室に向かっている。


  校長室には、華道部による生け花が置かれており、訪れる人の心を和ませてくれる。部屋全体に明るく華やいだ雰囲気が醸し出され、眺めていると生けた人の気持ちに自ずと触れ暖かい気分になる。


 人と人との心をつなぐものはたくさんある。生徒には、互いのコミュニケーションを大事にしながら、心温まる学校生活を送ってほしいと願っている。

2012年11月13日火曜日

ミニ「ビブリオバトル」

  最初の発表者が、「深夜特急」を3分程度紹介し、その後質疑応答を2分程度行った。2人目の発表者が「つばさものがたり」を、最後は「空中庭園」を発表し、参加者から出された質問に的確に答えていた。

 
  本日放課後、図書館で行われた、「ビブリオバトル」(本を媒介とした書評合戦)の光景である。学校司書の発案により初めて実施したものであり、図書委員を中心に10人が参加した。

  蔵書の整理と選定図書の効果的な配置等、利用者の視点に立って図書館の改革が進められており、本校図書館をモデルとした橋本紡さんの「図書館が、ここに」の出版も相まって、図書館が活気づいている。

 ビブリオバトルの傍らでは、熱心に自習している生徒の姿も見られる。言語活動を推進し、図書館を活用した教育活動を広く展開するなど、読書を通した学びを進めていきたい。

2012年11月12日月曜日

小論文と面接

 今週から国公立大学の推薦入試が順次始まる。面接や口頭試問対策も連日、校内あちらこちらの教室で行われており、私も最後に本番さながら一役買っている。

 志望の動機がはっきりしており、大学での学習に強い意欲を示している者、困難にめげず最後まで意志を貫ける者、こうした学生を大学は求めており、生徒たちには最後の確認をしている。

 美辞麗句や決まり文句をすらすらと述べるより、辿々しくも自分の言葉で真っ直ぐに主張を伝える生徒の声の方が、受けとめる私の心に深く響く。

 一年生は、7限目「総合的な学習の時間」に、外部講師による小論文学習についての講演を実施した。自分の思いや考えを具体例を使ってまとめること、など丁寧に話をしていただいた。次週はそれぞれが小論文をまとめることとなる。


  早い段階から社会の出来事に関心を持ち、自分なりの考えをまとめるよう心がけることが、夢の実現への一歩でもある。読むこと、聞くこと、書くこと、話すこと、これら言語活動の基本を大事にしたい。

2012年11月8日木曜日

活気ある授業

 今日は、他校から5名の先生方に来ていただき、新採教員の生物の授業を中心に授業実践研修が行われた。
 遺伝子の相互作用については、とても重要な項目であり全員に理解してほしいところである。あえてゆっくりめの内容設定をして授業に臨んだようである。


  授業終了後、研究協議が行われた。各自が気づいたポイントを持ち寄り整理していく「指導案添付法」のスタイルで活発な意見交換が行われた。




  「生徒のノリも良く、切り替えが素早かった」、「生徒とのコミュニケーションが上手く取れていた」、「話のネタを適宜使って関心を引き寄せていた」、「間違った答えに対して、きちんと板書して説明していた」といった意見、あるいは、「全体的に話のテンポは良かったが、押さえておきたいところで早口になっていた」といった指摘もあった。今後の授業改善に生かしていってほしい。
 
  授業が終わり起立・礼の後、生徒から思わず拍手が送られていた。今日の授業の位置づけを共有できた教員と生徒の関係があればこそであり、こうした好ましい人間関係を築きあげてきた教員と生徒に、心の中でエールを送った。
 

2012年11月7日水曜日

LHRの一コマ

  昨日、確認テスト(実力テスト)が終わり、本日のLHR、2年生は全員が体育館で進路講話である。進路主任が、今の時期の心構え、大事なこと、計画的・意欲的に取り組むこと、等々、具体的なエピソードを交えながら話し、生徒は熱心に聞き入っていた。


  一方、1年生は合唱祭の曲目選定や練習など、クラス単位で活発に活動している。このクラスでは、桜、未来予想図Ⅱ、Top of the world など、10曲程度が候補に挙がっており、この中から1曲に絞り込むのがなかなか難しそうである。
 

 合唱祭は本校伝統の行事であり、最優秀賞であるプラチナ賞の獲得を目指し、毎年、クラスごとに熱いたたかいが繰り広げられる。

  7限目の生徒の姿を見ながら、日々の勉強や学校行事に真剣に取り組む校風を大事にしていきたい、と強く思った。

2012年11月5日月曜日

歌の力

 3日(土)伊勢市民病院ふれあい祭りがあり、オープニングセレモニーで、本校合唱部が合唱を披露した。市民病院が地域連携の一環として行われている催しであり、本校合唱部の演奏も恒例となっている。

 病院一階ロビーで、大勢の市民や病院スタッフ、患者さんが周囲を取り囲むなか、「カントリーロード」、「いのちの名前」、「瑠璃色の地球」、「涙そうそう」の4曲を続けて合唱した。美しく澄み切った合唱は、聞いている人たちの胸深く響きわたり、琴線に触れるものであった。

 4日(日)には、本校同窓会北勢支部の総会があり、終了後の懇親会では、本校吹奏楽部一期生の方が、得意のクラリネットで懐かしい曲目を演奏し、参加者の大きな拍手に包まれた。

 演奏者の力量に加えて、歌い手と聞き手の想いが重なった演奏は、いつまでも心に残ることを改めて感じた土日となった。


  

2012年10月31日水曜日

面談週間

  今週は、全校一斉の面談週間である。放課後教室では、担任が生徒と進路等についての個別面談を行っている。

  一週間かけて、クラス全員と面談するため、授業は5分間短縮して行い、面談時間を確保している。2年生は修学旅行を終え、来年度の受験に向けいよいよ本腰を入れる時期でなる。1年生は来年度の文理選択の確認も兼ねており、一人ひとり時間をかけて面談している。

  11月に入ると国公立も含め大学推薦入試が始まってくる。志願者への面接や小論文の個別指導も連日行われており、自習室や演習室では勉強している生徒の姿も目立って増えてきた。

  今日は、私も校長室で生徒の面接指導にあたった。志望理由や将来の目指す姿、大学でやりたいこと等いくつか質問したが、真っ直ぐにこちらを見て、簡潔・的確に応えていた。ここに至るまでの学習と指導の積み重ねによるものであり、夢の実現に向けエールを送った。


 

  

  

  

2012年10月26日金曜日

生活安全強化週間を終えて

  今月15日から始まった生活安全強化週間も本日終えることとなる。この2週間、普段より多くの教員が、登下校時に通学路の要所に立ち、自転車シールの有無、身だしなみの点検や交通指導を行ってきた。

  最終日の今日は、さすがに指導を受ける生徒はほぼ皆無で、さわやかに挨拶を交わしながら校門を入っていった。午後になると気温も上がってきており、教室では、前後の戸を開けまま授業
しているクラスが多い。校舎内を歩いていると、教員の元気な声と、熱心に授業を受ける生徒の表情がすがすがしい。

  昼休み、生徒議会が開かれ、合唱祭について話し合われた。読書の秋まっただ中、明日から2週間、「読書週間」である。図書館入り口付近には、文学から科学まで幅広いジャンルの新作図書が並べられている。また、今日から県高校総合文化祭が県総合文化センターで開催されており、本校からは、写真部、美術部、書道部が展示部門に作品を出している。

  ルーティンワークとしての勉強に加え、文化・芸術の秋を満喫し、知識と教養、豊かな感性がしっかりと身についた確かな学力を伸ばしていってほしい。

  

2012年10月23日火曜日

修学旅行中の校内

 
  今週月・火曜日、2年生は修学旅行中であり、校内では、1・3年生がいつもどおり平常授業を受けている。昨日は1年生数学、今日は1年生理科の授業を見学したが、教員と生徒との質疑応答が活発になされており、生徒はみな意欲的である。

  一年生の教室棟には、11月に予定されている校内外のテスト予定が掲示されており、2学期中間テスト後の生徒の学習意欲を喚起している。

  また、今週にはクラブだより秋号を全校に配付予定であるが、そこには、合唱部や陸上部、バドミントン部の活躍の記録が掲載されている。陸上部は、先ほど行われた全日本ユース大会では女子ハンマー投げで8位入賞を果たしており、今月末の東海新人大会が楽しみである。

  
  目指す学校像である、「学習活動、部活動の両面で充実感が得られる学校」は、生徒一人ひとりのひたむきな努力とそれを支える教員の熱意によって成し遂げられる。放課後校内では、それぞれの教員が、3年生の個別指導を熱心に行っている。

  夕方4時、予定通り修学旅行団を乗せた飛行機が伊丹空港に着陸し、ひとまずほっとした。2年生が戻り、明後日から学校は更に活気づく。

2012年10月21日日曜日

早朝の宇治山田駅

  
 
  
  修学旅行出発の朝、集合は午前6時である。5時40分過ぎから、宇治山田駅前のロータリーには、保護者の車がひっきりなしに入ってくる。


 
  5分前には、ほぼ全員が宇治山田駅の2階団体待合室に集合した。志摩方面からの電車で来る生徒を待つ間、生徒たちは明るく談笑している。


  全員がそろったところで出発式が行われた。旅行団長の教頭が挨拶の中で、修学旅行の意義や心得について話し、その後学年主任から添乗員や看護師、カメラマンを紹介した後、最後の諸注意を行った。


 ホームに上がり、臨時特急を待つ間、生徒は生き生きと楽しそうである。

 6時45分、300名の夢と希望を乗せ列車は出発した。沖縄での体験が、忘れられない思い出となって、いつまでも記憶に残るよう願っている。

2012年10月19日金曜日

修学旅行を前に

  明後日から、2年生は沖縄へ2泊3日の修学旅行となる。本日、「旅行のしおり」をもとに、生徒はHRで、教員は引率団打ち合わせ会議で、それぞれ最終確認を行った。


  ガマや平和祈念公園、首里城などの見学、むら咲きむらでの体験学習等を予定している。
沖縄の歴史や沖縄戦についての事前学習も念入りに行ってきており、校内には啓発も込めてポスターがいくつか掲示されている。


  多くの感動と涙、驚きの体験、これらが生徒の心に響き、感性を豊かにし社会性をつけるものと確信している。

2012年10月16日火曜日

生活安全週間

  昨日から来週末まで生活安全週間である。登下校時には要所要所に職員が立ち、安全に気をつけるよう、生徒に注意を促している。

  先週末には、曽祢町交番の警察官が来校され、登下校時の不審者対策について、いろいろと説明していただいた。挨拶をきちんとすること、身だしなみを整えること、交通ルールを厳守すること、等々登下校時のこうした態度が不審者被害を未然に防ぐ第一歩となる。

  学校から近鉄宮町駅や伊勢市駅、JR山田上口駅までは、商店街や民家など町中を通るので、普段から地域の方々と何気なく触れあう中で、良い関係がつくられる。下校時、さわやかに挨拶しながら帰って行く生徒の姿をみながら、「地域との調和」をベースに、豊かな人間性を育んでいきたいと強く思った。  

  火曜日は6限で終了するので、3時30分になるとグラウンドでは早くも部活動が始まっている。
 
  3年生の教室では、公務員二次試験対策に、勢京ビジネス専門学校から講師の方に来ていただき、個別指導をしていただいている。生徒の夢の実現に向け、今日も学校は全力投球である。

2012年10月14日日曜日

心に沁みとおった合唱

 
 
 今日は、朝10時15分より、外宮勾玉池奉納舞台で本校合唱部による合唱奉納が行われた。



  数多くの大会での発表を経験しているとはいえ、多くの参拝客を前にして、このような舞台で合唱を披露するのは初めての経験であり、さすがに最初は緊張のあまり硬くなっていたようであるが、2曲、3曲と続けるうちに本来の演奏を取り戻したようで、緑の環境の中、心に沁みわたる素晴らしい演奏となった。

 
 
「涙そうそう」、「瑠璃色の地球」など4曲を続けて合唱し、観客から大きな拍手を受けて生徒の表情は満足感にあふれていた。
 
  終了後、せんぐう館や伊勢市商工会議所の担当者からお礼の言葉をいただき、生徒や顧問にはほっと安堵の感が漂っていた。
 


  
 
 
  今月末には伊勢市民病院での演奏も控えている。地域と連携しながら活動を続ける合唱部は本校を代表するクラブであり、今後のますますの活躍を期待してやまない。