冬休み2日目、大学入試センター試験対策の特別編成授業が行われており、生徒は黙々と机に向かい最後の追い込みに熱が入っている。年末は28日までの予定で実施されるが、暖房の効いた教室とは一転、廊下は冷え切っている。
教室や自習室では、所々で生徒たちが自学自習をしており、グラウンドでは、寒波をものともせず、運動部員が元気に活動しているのも、冬休みのいつもの光景である。
一年生の教室棟には、啓発のための掲示がなされており、歩いていると目にとまり、ふと立ち止まってしまう。
冬休み明けには課題テストがまっている。そういえば高校生の頃、百人一首の課題が出て遊びながら覚えたものだが、上の句からすらすら言えても、下の句を見て上の句がすぐ出るには、よほどしっかり覚え込まないと難しい。数学で言えば、二次式の展開ができても因数分解はなかなかすぐにできないのと似ている。
いろんな発想やアプローチをしながら、根っこを押さえた学習をすることが、学力定着にはとても大事なことである。短い冬休みを充実した中味のあるものとしてくれることを願っている。