2013年12月19日木曜日

プラチナの伝統

  合唱祭は午後1時スタートである。始まる直前、一番目のクラスは、幕が下りたステージで既に整列している。開会式が終わり、緞帳が上がったらスタートとなる。

  一年生で初めての合唱祭だけあって、さすがに緊張感は隠せないが、少しリラックスムードも漂っている。二番目のクラスはステージ横で待機しているが、2年生は慣れたもので、生徒も余裕の表情を示しながら、担任からの最後の念押しをしっかり聞いている。

  こうして始まった今年の合唱祭、年々レベルが高くなっているようで、今年はまさに賞決定に時間を要するほど、甲乙つけがたい合唱内容であった。中でも一歩抜きんでた2-Gの「Story」が最優秀賞「プラチナ賞」を獲得した。

  100名を超える保護者の方々にも参観いただき、PTA合唱団による「時代」の合唱で、客席も随分盛り上がりを見せた。そして何より、ステージ上での生徒の生き生きとした表情と、指揮者を中心に一つにまとまった表現豊かな合唱が、すべてを物語っていると感じた。