放課後、生徒会執行部のメンバーからインンタビューを受けた。生徒会誌の編集作業にかかっているようである。
教員になろうと思ったのはいつ頃か、今まで一番楽しかったことは何か、と聞かれ、すぐに答えが出でこなかったのは情けなかった。
「山高の好きなところはどこか」と聞かれた時に、「生徒の素直なところ」と即座に応えられたのは、まさに生徒のおかげである。
自分の周りの人間や自然すべてを環境ととらえ、環境との関係性を築き、適応していくことの大切さを、生徒会執行部のメンバーの笑顔を思い出しながら、しみじみと悟った。