2011年10月31日月曜日

制服の着こなし

 陽が落ちるとあたりは急に暗くなり、日中の暑さもどこへやら、肌寒く感じるこの頃である。制服の中に、指定のセーターを着ている生徒も目立ってきた。

 現在の制服に代えてから早くも4年が立ち、2本の斜めラインのカッターシャツに濃紺のスーツが地域に浸透してきている。制服のコンセプトは、知性・気品・伝統であり、上着の裏側には、旧制中学校、高等女学校、本校の3つの校章が縫い込まれている。この制服をきちんときこなすためには、人間力の形成が不可欠であり、家庭や地域と連携し、知性と気品を備えた人材育成に努めていきたい。

 放課後、職員室にいると、演習ノートを提出にきた一人の生徒に出くわした。用件をはっきりと伝え、きちんと挨拶をして帰って行ったが、知性と気品が漂う服装の着こなしであった。

 毎朝、自転車で登校する際、ついつい上着の第一ボタンをはずしがちになる自分を、まずは戒めなければと痛感した。