2011年10月12日水曜日

受け継がれる書の伝統

 第20回国際高校生選抜書展(書の甲子園)で、本校書道部の生徒が大賞を受賞した。作品は篆書体の千字文で、昨年の書道部3年生の準大賞に続いての快挙となった。
 本校の特徴として、書道部の生徒を中心に、授業での書道選択者も着実に力をつけてきており、技量面はもちろんであるが、精神的な強さも兼ね備えた生徒が多くいる。今回は、大賞受賞の他に、秀作賞も2名が受賞した。校内の階段踊り場には、書道部の生徒の作品が掲げてあり、日常的に行き交う私たちに、心地よい刺激を与えてくれている。書の甲子園での大賞受賞という大きな夢を叶えた生徒の受賞の喜びを全校で共有したい。
 ところで、私は、といえば、書道はおろか、字を書くことさえ苦手であり、見る人に不快感を与えるような字しか書けず、「読み手の心が和らぐような文字で文章を書いてみたい」は、もはや私には果たせない夢であるが、その分、パソコンで書いた文章に如何にして感性を吹き込むか、毎日のあらたな挑戦でもある。