2011年10月13日木曜日

思いは一つ~後期生徒会の始まり

 昨日、後期生徒会役員立候補者の立ち会い演説会があり、立候補者が全員信任となり、本日、認証状の授与を行った。

 立ち会い演説会では、立候補者の演説の中で、「前期役員の先輩たちが、学校行事に真剣に取り組み、体育祭や山高際を素晴らしいものとしてくれた。その志を受け継いでいきたい」といったくだりがあり、静まりかえっている体育館に、共感の思いが波を打ったかのごとく広がったように感じた。
 
 全員の演説を終え、選挙管理委員が終わりを告げようする中、私の心の中で、「これで終わってしまうのか」といった寂しい気持が一瞬よぎったが、それを打ち消すかのごとく、一人の教員の、「前期役員は全員前に出てくれ」との声が、スピーカーから聞こえてきた。

 体育館フロアー最前列で、全校生徒に相対する形で並んだ前期生徒会役員7人に対して、教員から感謝とねぎらいの言葉があった後、役員を代表して会長が、突然のサプライズにとまどいながらも、自らの言葉で、活動への思いや仲間への感謝の気持ちを語り、全員の大きな拍手に包まれた。

  「思いを受け止め、努力を讃え、そして、つないで行く」。教職員と生徒の思いが、まさに一つになっている、と心の底から感じた午後のひとときであった。

 本日昼休みの認証状授与は、校長室で担当教員同席のもと行った。新役員一人ひとりから抱負を述べてもらった後、私から、「思いを受け継ぎながら、新しいことにも挑戦してほしい」と激励の言葉を贈った。
 
 また一つ、この学校が好きになった。