始まりのチャイムが鳴った時には、生徒は既に整列していて、実習生から今時の授業内容の説明を聞いていた。その後、準備体操を行ったが、前に出た2人の体育委員の「イッチニーサンシ」の掛け声に、全員が「ゴーロクヒチハチ」と元気に声を出していたのが、見ている私には大変気持ちよかった。
場面場面で、身ぶり手振りで実技指導を繰り返しながら、随所で全員を集めて指示を出しており、生徒はゲーム練習に至るまでの間、互いに声を掛け合いながら、状況に応じたボール操作の基本を体得していた。
さわやかな風と、はつらつとした中にも凛とした雰囲気を学校にもたらしてくれた教育実習であった。実習生に感謝しながら、来週から1人となる実習生の一週間が、また楽しみである。