クラスの一人ひとりが書いた本の紹介文(200字以内)を、全員が4段階で採点する。次々に前後左右からまわってくる紹介文を、素早く読んでは採点し次に回していく。全員分を終えるのに20分弱であったが、生徒はものすごい集中力で読んで判断している。
本日2限目、1年C組の国語の授業の冒頭の光景である。私も生徒の中に加わったが、読後の感想に終わることなく紹介として見事にまとめている文が多く、文章力の強さを見せつけられた思いである。
その後の30分間、事前に配付済みのプリントの文章について、大事な部分を強調する教員の説明にマーカーを走らせながら、文の要旨を酌み取ろうと活動に集中している生徒の姿は感動的であった。
5月末から、授業見学を順次行っているが、どの授業も、教員と生徒とのやりとりや、生徒の活動場面が多く、生徒の学習意欲を引き出すよう工夫がなされている。わかる授業、わかりやすい授業は、教員と生徒のコミュニケーションの中から生まれることを、授業見学を通して実感している。