2012年6月29日金曜日

美化委員の自主活動

順調に育つ朝顔も美化委員の思い入れがあればこそである。今日も放課後になると、美化委員が水やりに回っている。


 梅雨の晴れ間、久しぶりに太陽が照りつける中、如雨露から出る水はいかにも涼しげである。
中庭では、遅くまでかかりながらも、草木の周りの掃除に精を出している生徒の姿があった。





  生徒たちの表情は明るく皆元気である。校内をきれいにしようと、環境美化活動に取り組む姿は美しい。来週から始まる期末試験を前に、清々しい気持で勉強にも励んでくれることであろう。

  6時30分を過ぎると、校内にも涼しい風が吹いてきて日中の暑さは嘘のようである。数字で表すことはできないが、「人間力」の確かな手応えを感じ、心の中を涼風が通り抜けた一日であった。

2012年6月27日水曜日

見事な研究授業



  授業内容は、「薬物乱用と健康について」である。実習生と生徒とのロールプレイングから始まり、思わず授業に引きつけられる。大麻や覚せい剤、脱法ドラッグなど、薬物の危険性について、わかりやすい口調で、生徒とのやりとりを巧みに織り交ぜながら説明しており、いつしか真剣に話を聞いている自分に気がついた。


                  

 薬物は身近に存在し、言葉巧みに誘ってくるケースが多いので、きちんと断ることが大事であると、ロールプレイングにより訴えていた。

 薬物乱用の危険性を伝える記事や、大麻やMDMAなどの写真を有効に活用しながら、話の核心に迫っていく授業は、まさに見応え(聞き応え)のあるものであり、生徒の心にも強く響いたに違いない。

 これで、今回の教育実習の研究授業が全て終了した。生徒は、先輩たちが生き生きと授業する姿をみて、教員という職業について、より身近に、かつ多くのことを感じ取ったようである。私は、といえば、生徒や卒業生の夢の実現に向け、自分にできる限りのことをしようと誓っている。

2012年6月22日金曜日

活力ある教育実習

3週間の教育実習、最終日の今日は保健体育の研究授業があった。


 始まりのチャイムが鳴った時には、生徒は既に整列していて、実習生から今時の授業内容の説明を聞いていた。その後、準備体操を行ったが、前に出た2人の体育委員の「イッチニーサンシ」の掛け声に、全員が「ゴーロクヒチハチ」と元気に声を出していたのが、見ている私には大変気持ちよかった。

 場面場面で、身ぶり手振りで実技指導を繰り返しながら、随所で全員を集めて指示を出しており、生徒はゲーム練習に至るまでの間、互いに声を掛け合いながら、状況に応じたボール操作の基本を体得していた。



  最後の10分ぐらいが、ミニゲーム練習であったが、生徒は伸び伸びと、歓声を上げながら楽しんでいた。



  さわやかな風と、はつらつとした中にも凛とした雰囲気を学校にもたらしてくれた教育実習であった。実習生に感謝しながら、来週から1人となる実習生の一週間が、また楽しみである。

2012年6月20日水曜日

教育実習生の活力

教育実習もいよいよ佳境に入り、今日は研究授業が相次いで行われた。数学では、2次不等式の導入のところを、グラフを利用して丁寧に説明していた。

 説明、演習、机間巡視と、生徒の反応を見ながら、コミュニケーションも上手く取っていた授業であった。

 どの研究授業でも、生徒の活動場面が多く、教室が活き活きとしているのが印象的である。

 実習生と生徒が、数年の時を隔てながらも、互いに良い刺激を与え、また、受けているようであり、これこそがキャリア教育の実践だと、深く感じ入っている。

2012年6月18日月曜日

活動を重視した授業

クラスの一人ひとりが書いた本の紹介文(200字以内)を、全員が4段階で採点する。次々に前後左右からまわってくる紹介文を、素早く読んでは採点し次に回していく。全員分を終えるのに20分弱であったが、生徒はものすごい集中力で読んで判断している。

 本日2限目、1年C組の国語の授業の冒頭の光景である。私も生徒の中に加わったが、読後の感想に終わることなく紹介として見事にまとめている文が多く、文章力の強さを見せつけられた思いである。

 その後の30分間、事前に配付済みのプリントの文章について、大事な部分を強調する教員の説明にマーカーを走らせながら、文の要旨を酌み取ろうと活動に集中している生徒の姿は感動的であった。

 5月末から、授業見学を順次行っているが、どの授業も、教員と生徒とのやりとりや、生徒の活動場面が多く、生徒の学習意欲を引き出すよう工夫がなされている。わかる授業、わかりやすい授業は、教員と生徒のコミュニケーションの中から生まれることを、授業見学を通して実感している。

2012年6月15日金曜日

緑のカーテン

美化委員会の活動の一環として、朝顔の鉢植え作業を行った。昨年度はゴーヤであったが、今年は、生徒には幼い頃から馴染みの深い朝顔にしたためか、作業はスムーズに進行した。

    私が小学生の頃、初夏の紫陽花にはじまり、朝顔、鳳仙花といった花が毎年花壇に咲いており、多彩な、そして強烈な花の色に季節を感じ、鳳仙花の種がはじけると夏の終わりが近づくのだと、何故か寂しさを覚えたものである。
 
  校内には、正面玄関のロータリー付近、中庭、同窓会記念碑付近等々、至る所に季節の花が色づいており、朝、スケッチをしている生徒の姿もよく見かける。

  生徒には、環境を大事にし、環境に配慮できる感性豊かな人間へと成長してほしい。

 


  

2012年6月8日金曜日

英語力強化の取組

本日午後、英語の公開研究授業を行った。本校は、文部科学省の「英語力を強化する指導改善の取組」の本県拠点校として指定を受けており、その取組の一環として実施したものである。

  20数名の参加者の見学スペースを確保するため、いつもの教室から広い演習室へと移動しての授業となった。1年F組の生徒は、後方に並ぶ参加者に緊張を漂わせながらも、英問英答、音読、ペア音読など、随所にアクティビティを採り入れた密度の濃い授業展開のなか、全員が集中して取り組んでいた。



  
  公開授業の後、参加者による研究協議会を、その後、本事業に係る運営指導委員会を開催し、たくさんの意見をいただいた。
  参加者から、「生徒には心地良い緊張感があった。スキのない、的確にポイントを押さえた授業に感動した」といった声もいただいた。6月に入り、学校関係者評価委員会や保護者への公開授業など、多くの方が来校されており、生徒にとって良い刺激となっている。

  今日一日の学校生活を、明日への活力と繋げていってほしい。

2012年6月6日水曜日

保護者の期待

本日は、午後の授業を保護者向けに公開で行った。昨年度までは土曜日に授業日を振替て実施していたが、今年は平日開催となったこともあり、40名ほどの参加にとどまった。

 参観いただいた保護者の方々は、それぞれの学年の教室を熱心に見ておられ、子どもたちが授業に集中している様子に満足げであった。生徒の方はといえば、教室後方の保護者を意識してか、いつもより少し緊張しているようでもあった。

 参観後のアンケートには、感想欄にびっしりと、感謝や期待のメッセージを書いていただいた方も多く、保護者の方々の学校への熱い想いに胸打たれるとともに、こうした取組の重要さをあらためて実感した。
 
 明日から夏服への完全移行となるため、7限目のLHRは各学年で身だしなみの一斉指導を行った。活気溢れる学校づくりは、規律正しい生活から始まる。明日からまた、新たな気持でスタートしよう。

2012年6月5日火曜日

キャリアアップ

今日は、6限終了後、表彰式・壮行会を体育館で実施した。陸上、軟式野球、ソフトテニス(男女)、柔道の4つのクラブが県高校総合体育大会での入賞、また囲碁部が県高校囲碁選手権大会での優勝など、それぞれの大会での活躍を披露した。

  陸上部と軟式野球部が東海高校総合体育大会へ、また囲碁部が、女子団体と個人で全国高校囲碁選手権大会への出場となる。壮行会では、日頃の地道な練習の成果を讃えながら、東海大会での活躍を期待していると、激励の言葉を贈った。

 放課後は、三重県立看護大学の「看護職キャリアデザイン講座」を昨年度に引き続き実施した。県立看護大学から丹羽律子先生にお越しいただき、90分間、看護職について、様々な角度から詳しく説明していただいた。2年生20数名が先生の話に適度の緊張感を保ちながら熱心に聞き入っていた。


 学習活動でも部活動でも、目的意識を共有し、高いレベルでの目標を設定した集団こそが、個人の力をも最大限引き出していくことができる。大きく羽ばたく土台をしっかり創っていってほしい。






2012年6月1日金曜日

午後の授業参観

本日午後、学校関係者評価委員会を行った。委員の方々には、まず、5限目の授業を参観していただいた。英語、古典、倫理、政経、化学の5講座を順次まわってもらったが、参観後の評価委員会では、授業の指導内容の他に、次のような感想もいただいた。

  「どの授業も生徒はしっかりきいており、緊張感もあり雰囲気は良かった」、「先生方の言葉使いは丁寧であったのが印象に残った」、「一方的に早口でしゃべる場面もあり、生徒とのコミュニケーションをもっと取った方がよいのではないか」

 その後、本年度の学校の経営方針を説明し、本年度の評価項目、評価視点等について意見を交換していただき、授業改善を中心に据えていくこととなった。委員の方々は、高校生の頃を思い浮かべながら、「教室はこんなに狭かったのか」、とか、「空気がよどんでおり蒸し暑い」といった想いを抱かれたようであるが、そんな厳しい学習環境の中でも、しっかり授業に向かっている生徒に大変良い印象を持たれたようであった。

 授業への理解はもちろんであるが、生徒に興味関心を起こさせるような授業展開に、これからも学校あげて取り組んでいきたい。