2014年1月12日日曜日

後輩へのメッセージ(後篇)

 「山高に入ってよかったと思います。なぜなら、とても良い友達にたくさん恵まれたからです。入学した時、高校生活に不安を持っていましたが、クラスが決まり、すぐに周りのクラスメートと仲良くなることができ、高校生活に慣れました。学年が上がるにつれ勉強は難しくなりましたが、友達はだんだん増えていきました。」

 「入学してからの失敗談を言うと、私は山高入学をゴールとしてあまり勉強しませんでした。1、2年生の時はまだ時間があると思い込んでいました。3年生になり受験生の自覚を持つようになるものの、自分の勉強スタイルが定まっておらず、戸惑いました。毎日毎日コツコツと勉強してきた人との差は明白です。毎日、少しずつでもいいから勉強することが大切で、それによって自分の勉強スタイルも定まると思います。高校に入学し最初は遊びたいな、という気持ちはわかりますが、今後苦労しないためにも自分に鞭打って勉強をしっかり頑張ってください。」

  
 後輩へのメッセージには、3年生の高校生活への熱い想いが込められている。

  先週末、華道部の生徒が校長室に生け花を飾ってくれた。色餅や西洋菊が新春の息吹を感じさせる。菊の花言葉は高潔、真実である。
 
  メッセージに託した想いをどう伝えていくか、知性・品性・伝統をモチーフとした制服をきちんと着こなす部員たちの姿に、真実と清らかさを見ながら、真剣に考えている。