2013年11月6日水曜日

伝統の重み

  昨日は、宇治山田高等女学校の同窓生の集いである「松南会」の総会、懇親会があり、本校同窓会長とともに出席した。80才を超える方々が70名ほど参加され、昔話に花を咲かせながら、校歌や「星の界」など当時よく口ずさんだ歌を歌い、往年を懐かしく振り返られていた。

  穏やかな表情で、佇まいも落ち着いており、お話を伺っているうちに、校長室に掲げられている書の額「幽閑貞静」が頭をよぎった。これは、従一位久我通久卿が山田高等女学校の為に書かれたものである。

  今日は朝から、富内元校長先生の作品「蘇州運河」を校長室に飾っていただいた。
 書、絵、篆刻、詩などに囲まれた校長室は感性を養う空間にもなっており、訪れる生徒が心に響く何かを感じ取ってくれることを願っている。