2013年10月17日木曜日

秋本番と制服

  朝夕めっきりと涼しくなり、日中も過ごしやすくなった。まさに秋本番といったところである。7限授業を終え、家路を急ぐ生徒の制服は冬用一色である。

  国公立大の推薦入試が来月から始まる。放課後、個別の指導に、教える教員も受ける生徒も熱が入っている。

  そういえば、先日、一年の国語の授業を見学した際、夏目漱石の「夢十夜」の第六夜について、運慶の芸術作品が今日まで生き延びる理由など、味わい深く鑑賞していた。

  思考力や応用力、記述力は、こうした日常の授業を通してしっかりと身につくものであり、これから受験に挑む生徒には、今こそしっかりと土台を固めてほしいと願っている。

  今日は、豆名月とも呼ばれる「十三夜」、十五夜同様、ゆっくりと観賞する心のゆとりもまた、大事である。