その後全員から、これから取り組んでいきたいこと、活動への抱負などを述べてもらった。「まずは、自分たちの顔を覚えてもらえるように頑張る」、「企画段階から、多くの生徒の意見を聞いていく」、「地域の清掃活動などボランティア活動も、自分たちが企画して積極的に取り組んでいきたい」、等々、一つひとつの言葉に意欲が滲み出ていた。
そしてなにより、明るい表情と、しっかりと前を見つめる視線が、とても力強く感じられた。
9月末、前期生徒会役員が、始業前に震災復興支援の募金活動をしていた。旧制中学校創立の精神である「自主・自立」が着実に後輩たちに受け継がれていく、これこそが、伝統のなせるわざかな、と嬉しい気持ちになった。