校内を回っていると、どこもかしこも生徒は大忙しである。生物講義室前では、生物部が出来上がった展示作品(実物大のシーラカンス)を入り口に掲示している。まずはこれで度肝を抜いて室内展示へと生徒を誘おうとの意向である。
体育館前では、1年生がクラス展示「写真アート」の作品を富士山型へと、色の配置に気を配りながら念入りに仕上げている。生徒昇降口まえでは、3年生が模擬店準備の真っ最中である。
美術室では、「ジブリワールド」も完成まじかのようであり、部員たちは最後の仕上げにかかっている。
生徒が主体となった委員会活動も活発化しており、図書委員会企画の、「ウォーリーからの挑戦状」をはじめ、保健委員会や人権委員会の企画・展示も充実している。
準備に汗をかいている生徒たちと話しながら、「山高祭」にかけるそれぞれの想いが結集され、確かな「証」となっていくのを感じた夕暮れであった。