2013年9月30日月曜日

受け継がれる想い

  本日7限目は体育館で、後期生徒会役員立候補者による立会い演説会を行った。定員7人に対し、11人が立候補するなど、活気を帯びている。
  演説の中で、「前期の生徒会役員の方たちの活動を見て、自分もやってみたいと思った」といった言葉が共通して語られたのが印象的であった。その後、表彰式、陸上部の全国大会壮行会と続き、最後に、前期生徒会役員全員が前に出て退任の挨拶を行った。
  「生徒会をやったおかげで多くの人と出会え、貴重な体験ができた」、「皆さんに支えていただき、体育祭や山高祭を盛り上げることができた」など、全校生徒に語りかけた。

  「山高を好きになる」、「山高をもっと好きになる」、生徒会役員がこんな想いで取り組んでくれたことが何より嬉しいし、この思いが生徒たちの心にしっかりと響いたようで、最後は大きな拍手に包まれていた。

2013年9月27日金曜日

光合成への理解を深めた実験

  今日は、2年生の生物の授業で、薄層クロマトグラフィーによる光合成色素の分離実験を見学した。

  生徒それぞれが持ち寄ったいろんな種類の葉に溶媒を加えてすりつぶし、抽出液をTLCシートに5回に分けて付着させる。生徒の表情は真剣そのものである。
TLCシートの先端をビーカーの中の展開液に浸して待つこと10数分余り、色素がシート上を上がっていく様子がはっきりと見てとれた。

  緑や黄色など数種類の色がシートに浮かび上がっている。植物は、それぞれ特有の色の光合成色素をもつことを実験により確かめ、レポートを作成している。学びを確かなものとした生徒たちの表情は明るく輝いている。 

2013年9月26日木曜日

学ぶ意欲を高める授業

  DNAの遺伝情報の転写の仕組みについて、わかりやすい説明を聞いた後、転写速度を実感すべく、生徒が、180の塩基を実際に転写している。

  一番早かった生徒で、180個の塩基の転写に145秒かかっており、転写速度は、1.24塩基/秒であった。

  実際には、体内で、DNAの塩基配列をRNAに転写する速度は、10~30塩基/秒であるとの説明に、生徒は驚いている。その後、隣同士で、書き間違いがなかったか確認し合ったところ、ノーミスは半分ぐらいであった。

  体内では、間違った塩基の結合は、1/10,000程度と聞かされ、驚きの連続である。

  今日は一年生の生物の授業を参観したが、生徒は、遺伝情報の流れについて、よく知ることができ、思考力や応用力を身につけた素晴らしい授業であった。

2013年9月25日水曜日

豊かな言語能力の育成

  昨年度から、「英語力を強化する指導改善の取組」に係る文部科学省事業の本県拠点校に指定されている。本日は、文部科学省による実地調査が行われた。
  午前中に、3名の教員の研究授業があり、午後は研究協議を行った。文科省の教科調査官や県教委の指導主事、運営指導委員、学校関係者評価委員の方々が教室の後方に並ぶ姿を見て、さすがに生徒は緊張感を隠せなかったようである。

  言語活動をとおして言語能力を身につけさせていく、その効果的な取組について、たくさんの指導助言をいただいた。

  学校教育活動のベースに言語活動の充実を掲げた取組を、学校全体で進めていきたい。

  

  

2013年9月22日日曜日

参加者にお礼と感謝

 
  9時30分、合唱部の演奏でオープンスクールの全体企画が始まった。2曲目「ハナミズキ」では、体育館一杯に深く静かに染み渡る歌声に、全員微動だにせず聞き入っていた。

 
  全体企画終了後、参加者は模擬授業を体験したり、意中のクラブを見学したりと、それぞれの思いを胸に校内を自由にまわっていた。
 



 
  漫画研究会は、教室棟の入り口で作品展示をしながら、中学生に活動内容を紹介している。「フリーダム イズ マイ スタイル」の活動理念が伝えられたようである。


  校内のあちらこちらで、部活動の成果の展示が見られ、通りがかった参加者は熱心に見ている。


 
  全体企画の運営は生徒会役員が担当したが、「山高の一年」のスライド上映では、学校行事にかける思いも語りながら、体育祭や文化祭、合唱祭に生徒全員が一丸となって取り組む様子を伝えていた。こうした思いが参加者にしっかり伝わったと信じている。

 暑さが残る体育館で、1時間を超える全体企画を熱心に聞いていただいた参加者のみなさまに、深く感謝します。

2013年9月18日水曜日

迫るオープンスクール

  オープンスクールを4日後に控え、昼休みを利用して、生徒会役員と担当教員が、最終打ち合わせを行った。
  オープニング企画である、「山高の一年のスライド上映」や吹奏楽部・合唱部の演奏などの進行、生徒会長の歓迎の挨拶の内容や役割分担、時間配分等々、細部にわたって詰めを行っている。

  在校生に行った学校生活アンケートの集計もほぼ出来上がっており、当日配布する予定である。
 
  前期生徒会役員にとって、これが最後の仕事となる。中学生や保護者の方々に、本校の良さを実感していただけるよう、話し合いは熱気を帯びているようだ。

2013年9月13日金曜日

オープンスクールに向けて

  9月22日(日)午前中、本校でオープンスクールを行う。中学校3年生を対象に、学校説明や模擬授業、校内見学や部活動見学等を行っている。

  今年も800名を超える生徒や保護者から参加の申し込みがあった。生徒会役員が趣向を凝らした学校紹介など、たくさんの企画を予定している。

  本校教員による国語や英語の授業も実際に体験してもらい、部活動の様子を見学していただいたりする中で、自主・自立の校風や高校生活を実感していただければと考えている。

  毎年、このオープンスクールの参加者満足度は極めて高い。今年は、満足度100%を目指し、しっかりと準備をすすめていきたい。

  

2013年9月11日水曜日

活力あふれる舞台発表

  山高祭2日目は、伊勢市観光文化会館で吹奏楽部の演奏から始まった。

  オープニング直前の舞台、緊張しながらも指揮者の話にリラックスしている。CMソングメドレーなど、観客と一体となった演奏で、会館内が一気に盛り上がる。

  続く合唱部の演奏では、「ハナミズキ」や「世界に一つだけの花」といったなじみの深い曲目で一体感が高まった後、最後の「Ave Regina Coelorum」(アベ レジーナ チェロールム)」では、シーンと静まり返った客席に、合唱の声が静かに深く浸透している。
 
  その後、劇やダンスのクラス発表があった。客席も盛り上がり、劇を終えた後、晴れやかな笑顔で舞台に勢ぞろいした生徒の姿が印象的であった。

  舞台で演じる者と観客が、舞台発表を通して一つになっており、これこそが「学校力」だなと感じた。

  舞台後方には大作が掲げられている。毎年、美術部員が製作するのが恒例となっており、「証」をイメージした作品となっている。

  会館の入り口には、東北ボランティアの活動報告が掲示されている。
  最後は、生徒会企画である。東北ボランティア活動について、伝えたい思いをナレーションにのせた映像を写した後、生徒会長から、執行部全員の想いをまとめて、成果発表があった。
  活動体験を通して学んだことや伝えたい思いが、しっかりと全校生徒に伝わったと確信し、明日への飛躍を確信した一日となった。

2013年9月10日火曜日

模擬店前の光景

  山高祭初日の今日、校舎外では、お好み焼きやうどんなど、多くの模擬店が並んでおり、どこも賑わっている。
  この辺りは、異装許可を受けた生徒たちが、フランクフルトやかき氷など、販売する食品にあわせて、それぞれの想いを込めた服装で応対しており、元気な声が飛び交っている。

 2階通路に掲げられた写真アートが、行き交う生徒たちを静かに見つめているようである。
 
 明日は観光文化会館で、演劇やダンスなどのクラス発表や、吹奏楽、合唱の演奏がある。我武者羅応援団や最後の生徒会企画も楽しみである。今日のエネルギーを明日の糧としていく、生徒の限りない人間力に大いに期待している。   

確かな文化力の証

  クラス展示のモザイクアートが見事である。
  式年遷宮の年でもあり、一人B45枚、合計200枚を合わせた力作である。クラス全員の笑顔が素敵である。

  書道部、華道部、写真部の合同展示は毎年の恒例となっている。広い会議室の空間一杯に文化の香りが漂っている。

  終了後、華道部員が展示作品を校長室に運んでくれた。花瓶と調和のとれた、清らかな気持ちにさせてくれる作品である。

  教室棟の一階入り口で迎えてくれるのは「猫バス」である。傍らには、美術部員の渾身の作品であるジブリワールドが心を和ませてくれる。
  インターアクト部は、これまた恒例となってきたスリランカバザーを展開しており、韓国派遣報告も行っている。地道に国際交流活動を展開しているクラブならではの企画である。


  保健委員会は、毎年趣向を凝らした企画を行っており、今年は、「健康クイズ」である。委員一人ひとりが考えた健康に関するクイズ、合計20問を掲示している。
 

  クイズに挑戦した生徒の中には19問正解者が出たようで、頼もしい限りである。

  普段の学校生活では見られない生徒たちのもう一つの笑顔と力を見ることができた「山高祭」初日である。
  

2013年9月9日月曜日

山高祭を明日に控えて

 今日の午後、校内はまさに山高祭モードである。
  校内を回っていると、どこもかしこも生徒は大忙しである。生物講義室前では、生物部が出来上がった展示作品(実物大のシーラカンス)を入り口に掲示している。まずはこれで度肝を抜いて室内展示へと生徒を誘おうとの意向である。
  
                

  体育館前では、1年生がクラス展示「写真アート」の作品を富士山型へと、色の配置に気を配りながら念入りに仕上げている。生徒昇降口まえでは、3年生が模擬店準備の真っ最中である。

  美術室では、「ジブリワールド」も完成まじかのようであり、部員たちは最後の仕上げにかかっている。


  生徒が主体となった委員会活動も活発化しており、図書委員会企画の、「ウォーリーからの挑戦状」をはじめ、保健委員会や人権委員会の企画・展示も充実している。
  準備に汗をかいている生徒たちと話しながら、「山高祭」にかけるそれぞれの想いが結集され、確かな「証」となっていくのを感じた夕暮れであった。

2013年9月6日金曜日

熱のこもった文化祭準備

  来週火曜日から山高祭が始まる。放課後の校内はクラスや文化部の展示・発表の準備で活況を呈している。

  美術部では、個人の作品制作に加えて、「ジブリWorld」の展示準備に忙しそうである。
 

  生徒会役員は、舞台発表の資料作成が大詰めを迎えており、最終チェックに余念がない。
  
  山高祭のテーマは、H23年が「絆」、昨年が「轍」、そして今年が「証」である。3つの言葉に込められた生徒会の思いが全校で共有できるよう、また、東北ボランティア活動でえたものをどう伝えていくか、話し合いは白熱している。

  山高際準備に勤しむ生徒たちの姿を見たり、話を聞いたりしながら、自主・自立がしっかり根づいているなと実感し、嬉しい気持ちになった。

  

地域ぐるみの防災訓練へ

  9時45分緊急地震速報、地震発生・・・保育所、小学校と合同で防災避難訓練を実施した。昨年に続いて2回目となったが、今回は地元自治会の方々も15名ほど参加してくれた。

  全員が体育館に避難した後、伊勢市防災アドバイザーの竹内さんから講評・講話をしていただいた。
  「まず低く、頭を守り、動かない」ことが大事であり、自らの命を守る行動をとること、そして、安全が確認された後は、学校に避難してくる人々を救助すること、等、熱い口調で語ってくれた。

  そして何より、地域ぐるみで行う防災訓練の大切さを強調され、こうした取組を広めていきたいと話された。

  小学生からお年寄りまで、幅広い年齢の方々が並んだ体育館で、生徒たちは、「学校は地域社会の一員である」と改めて認識したことと思う。こうした取組を通して地域との絆をさらに深めていきたい。

2013年9月4日水曜日

自分を信じて

  温帯低気圧の影響で、山上にある本校は午後から風雨が強くなってきた。体育館では、激しい風に揺れる木々のざわめきに、時折はっとしながらも、1年生の進路学習が行われている。
  将来の職業を見据えた科目選択について、進路担当からのわかりやすい説明に、生徒は静かに聞き入っている。

  1年生の教室棟に掲示されている「今週の名言」は、ゆっくりと生徒の心に響いている。

  次年度の文理選択を考える大事な時期、知識や情報を吸収しながら、自分でしっかりと考え結論をだしてほしい。

2013年9月2日月曜日

あつい進路学習

  今日の7限目、総合学習の時間は、各学年とも進路学習である。
    
  3年生は体育館で、進路代表から大学入試出願に係る説明や注意事項について、詳細に話が合った。

  2年生は、次年度の講座登録(科目選択)について、教務代表や進路担当より説明があった。280名の生徒が、武道館にびっしりと並んで、真剣に話を聞いている。

  1年生は、クラスごとに次年度の文理選択について、担任が指導しながら科目選択の学習をしている。全体説明は水曜日のLHRに行われる。

  300名が収容可能な大教室や講堂がなく、学年単位での行事の際には、体育館や武道館を使用せざるを得ないのが、施設整備に係る課題でもある。
  
  2学期に入り2週目の今日、雨模様で蒸し暑さが残る中、生徒にとっては、文字通りあつい進路学習日となった。