2012年8月29日水曜日

夢書人への想い

  「夢書人」、ユメカキビトと読むようだが、本校の文芸部誌である。昨日は、文化祭号とともに、3年生4人の卒業制作号も持ってきてくれた。去年からだっただろうか、部誌ができあがる度に、部員が校長室に持ってきてくれるようになった。その時交わすとりとめのない会話が、後になってとても新鮮な気持にさせてくれる。


 卒業制作号は、短編あり長編あり、詩や連載ありと、これまでの作品を総集編としてまとめたものである。それぞれの「あとがき」を読むと、部員たちの一つひとつの作品にかける想いがひしひしと伝わってくる。「あとがき」には、読者や周りの方々、そして作品に寄せてくれる感想への感謝の気持ちが込められており、だからこそ部誌の発行を続けてこられたのだなと感じた。

 日常の何気ない行動や生活を、主人公に託して掘り下げ意識化しようとする狙いを感じさせる作品もある。文化祭号には1年生の力作も載っており、今後が楽しみである。

 山高祭(文化祭)まで一週間あまりとなった。文化部の活動発表が山高祭のベースにしっかりと根づいている。文化活動が活発な学校では、生徒に豊かな感性が育まれ人間力が鍛えられる。
今日のLHRは各クラスとも山高祭の準備であり、舞台発表をする2年D組では、リーダーが中心となり、明るく活発な雰囲気の中で役割分担など細かく決めていた。






  「祭」の中に文化の伝統をどう築いていくのか、楽しみである。