うだるような暑さの中、球技大会が始まった。グラウンドは風もほとんどなく、ぎらぎらと照りつける太陽の下、大きな歓声を受け、ソフトボールとドッジボールのクラス対抗戦が繰り広げられた。
どのクラスも、体育祭の時に作製したクラスTシャツで揃えており、試合前にクラス全員でスクラムを組むなど、選手の気合いはもちろんのこと、応援にも熱が入っていた。
男子のソフトボールや女子のバレーは、基礎基本の技術がしっかりと身についている生徒が多く、特に女子バレーは、試合前のトスやレシーブ練習、連携プレーもスムーズで、見ていて気持がよい。明日の準決勝・決勝戦がさらに楽しみである。
午後からは、伊勢市消防本部から5名の方に来ていただき、生徒を対象とした応急手当講習会を行った。各運動部の代表や保健委員など約50人が参加し、心肺蘇生やAEDの使用手順などについて、全体講習の後、グループに分かれて、一人ひとりが実技指導を受けた。途中、人工呼吸の方法について質問が出たり、一人終わるごとに拍手をしたりと、全員が最後まで熱心に受講していた。
今回の講習に参加した生徒が、それぞれのクラブ内で、講習内容を話題にし情報を共有することを願っている。
球技大会の運営ともあわせ、自立した生徒の姿を心に刻んだ一日であった。