2013年2月28日木曜日

卒業式を明日に控えて

  本日午後は、卒業式の予行、皆勤賞の表彰、同窓会入会式を行った。卒業式の時間の関係から例年皆勤賞は前日に表彰している。

  本年度は、3年生全体の15%を超える52名の生徒が対象者であり、学年主任が一人ひとりの名前を読み上げ、全員が壇上に並んだ。代表生徒に賞状と記念品を渡したあと、私から、3年間、無欠席・無遅刻・無早退を通した生徒たちの努力を讃えた。

  「この賞は高校生活の大きな勲章であり、社会に出た時にも誇りとなるものである。陰で支えてくれた友人や家族の方への感謝の気持ちを忘れることなく、この賞の重みを胸に、明日の卒業式には胸を張って臨んでほしい」

  あたりまえの日常を大事にしながら、日々の学校生活を送る。学校生活への満足度の向上こそが皆勤賞達成の潤滑油となる。こうした思いを抱きながら、壇上の生徒の姿を見ていた。

2013年2月21日木曜日

言語活動の充実

  「英語の言語能力とコミュニケーション能力とをどう両立させ育てていくかが大事である。」、「スピーキング力をつけていくには、教育の場では、事前準備や練習をしっかりやり、時には評価のポイントをある程度絞って、事前に生徒にアナウンスしていくことが必要である。」等々、白熱した意見交換がなされた。


  本日、午後3時から、「英語力を強化する指導改善の取組」(文部科学省指定事業)に係る第3回研究協議会を開いた。協議会に先立って5限目には、英語の公開研究授業を行い、地元の小中学校の先生や県内の高校の先生、運営指導員の先生等、全体で20名を超える方々に参加いただいた。
  
  公開研究授業では、指導教員と生徒との温かい人間関係をベースに、生徒の活動への意欲を感じさせる内容であり、運営指導委員の方々から、「自分も高校時代に、こういう授業を受けていれば良かった」といった感想もいただいた。

  英語でのこうした取組が契機となり、ビブリオバトルの実践など、学校全体で言語活動を重視した取組を進めようとする気運が高まっている。今日からまた、新たなスタートである。

2013年2月15日金曜日

小学校との連携

  小学生の元気な声が教室内を飛び交い、高校生とのコラボによる活動が展開されている。


  今日は、本校の英語科教員とALTが地元の早修小学校に出向き、小学校の先生と連携して、外国語活動の授業を行った。内容は、ジャマイカのお札での買い物について、具体的な場面を設定しての活動である。

  1dollar、2dollars、3dollars・・・と1ドルずつ、声に出しながら渡していく。随所で高校生がサポートしながら、いくつかの活動がスムーズに繰り広げられた。買い物について、日本との習慣の違いも、こうした活動を通して理解できたのではないか。

  本年度、文部科学省の「英語力を強化する指導改善の取組」の事業指定を受けての取組の一環であるが、避難訓練での連携も今年から始めており、こうした地元の小学校と連携・協創した取組を、今後も進めていきたい。

2013年2月14日木曜日

職場の環境改善

  「職員の常駐する室内は適切な温度に保たれている。」、「教室を改造した部屋もあり、室内の改善が必要なところもある。」など、本日の冬期職場巡視では、産業医の先生からいくつか指摘や助言をいただいた。

  冬場は、廊下と室内の温度差がとかく大きくなりがちであるが、職員室や進路指導室など、職員が常駐している部屋の室温は20度以下となっており、一部蛍光灯の消灯など、健康にも環境にも配慮されていた。

  私たち教員は何よりも生徒の視点に立って物事を考え、生徒にとっての教育環境や教育諸条件の整備を第一に進めるが、忘れてはならないことは、職員が働きやすい職場環境づくりである。
職員休養室の設置など職場環境整備にはハード面での課題はたくさんあるが、ソフト面での良好な状況を維持しつつ、着実に進めていきたい。

  午後4時、7限目が終了した。4時20分になると、早くも上階から、ピアノの旋律にあわせて合唱部の発声練習の声が聞こえてきた。当たり前の日常を大切にしながら、より豊かな日常へと、「環境」の改善に取り組んでいきたい。

 

2013年2月13日水曜日

全力投球

  今日、3年生は1限目のLHRの時間を活用して、ミニ学年集会を開いた。大学入試二次試験を10日後に控え、校長、進路主任、学年主任より最後の激励を行った。

  張りつめた緊張感の中にも、引きしまった表情の生徒を見ていると、こちらも身も心も締まってくる。私大や国公立大推薦入試の結果も届いている中、最後の後期試験までを見据えて、あと一か月全力を尽くしてほしい。

  6時30分過ぎ、暗くなった校内を回っていると、3年生の教室の所々に明かりがついている。自習室にも、下校時間ぎりぎりまで残って勉強している生徒がいる。

  努力はいつかきっと報われる。学年末を控えた今、まさに、生徒も教員も全力投球である。
  

2013年2月9日土曜日

3連休初日の学校

  2月の3連休初日の今日は、朝からずいぶん冷え込んでおり、校舎内を歩いていると、身体の芯まで寒さがしみてくる。所々の教室には電気と暖房がついており、熱心に自習している生徒、教員の指導を受けている生徒がみられる。

  国公立大学の推薦・AO入試がまじかに迫っており、面接や口頭試問、小論文指導に教員の熱も入っている。私も、今日と明日、何人かの生徒と対話する予定である。

  体育館では、バレーボールの県新人大会が行われており、県内各地から来られた先生や保護者の方々の車で駐車場は一杯である。館内は、応援している保護者の声援もあり熱気がみなぎっている。

  グラウンドでは、硬式野球、軟式野球、陸上部が元気に活動している。この冬の体力づくりが春からの飛躍に繋がるものであり、一つひとつの動きにきびきびとした密度の濃さを感じさせる。
  厳しい寒さの中にも、何かしら心の温まるものを感じる朝である。

2013年2月6日水曜日

明日に備えて

  明日は前期高校入学者選抜日である。今日は午後から、大掃除や会場設営に追われたが、生徒たちは、1、2年前を思い出しながら、中学生が気持ちよく受検できるよう、熱心に準備を手伝っていた。

  設営終了後、検査会場は立ち入り禁止である。ひっそりとした校舎内とは対照的に、雨も上がったグラウンド周辺や校門付近では、野球部や陸上部員が元気にトレーニングをしている。

  夕方、西の空には雲の切れ間に夕日が輝いており、校舎にも明るい光が差し込んでいる。校長室には、昨日華道部の生徒が持ってきてくれた活花が、無味乾燥とした空間に文字通り花を添えている。

 

  本校への入学を目指して、多くの中学生が受検に訪れる。精一杯のおもてなしの心で迎えようと誓っている。

2013年2月5日火曜日

ビブリオバトルへの挑戦

 本日放課後、図書館で第2回ビブリオバトルが行われた。


  前回は、初めての試みとあって司書の主導のもと行ったが、今回は図書委員が司会をし、4名のバトラーをはじめ、図書委員や一般参加者合計15名が参加して行われた。



  有川浩さんの「シアター」、東野圭吾さんの「新参者」、村上春樹さんの「夜のくもざる」、若田光一さんの「宇宙飛行」を、バトラーが順次発表し、参加者からの質問をもとに議論していった。最後に参加者が投票した結果、発表者の明るいキャラクターもあり、「宇宙飛行」が選ばれた。

  読書活動を通して互いのコミュニケーションを深め、読んだ本の感動をいかに相手に伝えていくか、次回が楽しみである。