台風一過の秋風が吹き、気温も下がり、教室もようやくクーラーとお別れとなった。猛暑の頃は、クーラーの中でも汗を拭きながらの授業であったことを思うと、ようやく秋を実感できるようになったものである。自転車で通勤しているので、校長室に入った途端汗がどっとあふれ出てきたが、今日は汗も出ずすがすがしい気分であった。生徒もおそらく同じ気持であろう。
試験前ではあるが、黙々とグラウンドを走っている陸上部員の姿や、中部大会の演奏曲を練習する合唱部の歌声に、そして、放課後、廊下で真剣な眼差しで教員に質問している生徒の姿に、本校の力強い息吹を感じた。