2010年6月7日月曜日

硬式野球定期戦(山中戦)

 6月5日(土)に伊勢高校との硬式野球定期戦が行われました。伊勢高校が創立されて後、旧制宇治山田中学校の伝統を受け継ぐ、宇治山田と伊勢の両校の交流試合として始められたものであり、49回を数えるに至りました。当時、伊勢高校野球部の監督であり、その後も県高野連の重鎮として高校野球の指導に情熱を傾けてこられた長田先生にちなんで「長田杯」とも言われている伝統ある大会です。本年度は、9対3で本校が勝利し、通算戦績は22勝23敗(3引き分け、1不明)となりました。
 本校主将の谷口君が、「家族のみんなや先生方、地域の方、支えてくれる全ての方々に感謝し、全力でプレーします。」といった内容の選手宣誓を、一言一言をかみしめるかのように、思いを込めて行い、ホームベースで対峙して受ける私には、胸にこみ上げてくるものがありました。
 スタンドからは、両校の生徒会、吹奏楽部、応援団はもとより、保護者の方々も多数応援にかけつけていただき、数百名の観戦となりました。両校の選手ともに、初回は、さすがに緊張からかミスも出ましたが、次第に引き締まった好ゲームとなり、一つひとつのプレーに、スタンドからは大声援が送られていました。
 夏の大会の前哨戦として、また、伊勢市の「早慶戦」としてすっかり定着してきた感がありますが、来年度は50回と、大きな節目の大会となります。この大会が始められた経緯や、この間の取組を振り返りながら、何か新しい企画を考えていければと思っています。