2011年7月11日月曜日

国語科公開授業

 本日、午後の2時間、早稲田大学の金井景子教授による公開授業「こんな先輩がいた ~竹内浩三 ひとと言葉を知るために」、が本校プラチナホールで行われた。竹内浩三は本校の前身である宇治山田中学校の卒業生であり、「骨のうたう」、「五月のように」、「宇治橋」などの詩作がある。本年は、竹内浩三の生誕90年の年であり、金井先生の熱意により実現の運びとなった。
 早稲田大学の大学院生6人がファシリテーターとして、6つのグループを、生徒の自主性を引き出させるよう上手くリードしていただき、授業の最後の詩の朗読には、胸をうつものがあった。竹内浩三の人となり、詩の言葉が、6つのグループのみならず、大学院生や参加者も加わった群読を通して、深く掘り下げられ、生徒の心にしっかりと刻まれたと思った。朗読に至るまでのグループ討議、中間発表での気づき、自信を持っての最終発表と、生徒は2時間の授業で着実に成長した(どこかでジャンプした)と確信した。金井先生と6人の大学院生の今回の授業にかける熱意に敬意を表するとともに、無限の可能性を秘めた生徒の姿を目の当たりにして、教育への情熱をかき立てられた。