2011年6月28日火曜日

合唱部ミニコンサート

6月25日(土)午後2時より、近鉄宇治山田駅校内で、本校合唱部が市民・観光客向けにコンサートを開いた。合唱部は本校の伝統ある看板クラブの一つであり、これまでも地域と連携した活動を積極的に行ってきており、その一環として、今回の駅構内(団体待合室)でのコンサートが近鉄宇治山田駅側の厚意により実現となった。30数名の部員が、40名ほどの聴衆の前で、「Ave Maria」、「PANGE LINGUA」などの合唱曲をはじめ、「線路は続くよどこまでも」、「朧月夜」、「ふるさと」など市民になじみの曲も披露し、30分間、間断なく続けられる心のこもった演奏に、観客から大きな拍手が寄せられた。
 宇治山田駅は生徒もよく利用する駅であり、伊勢市の旧市名でもある「宇治山田」の名を旧制中学校の時代から引き継ぐ本校にとっては、今後とも、いろいろな活動に連携して取り組んでいきたいとの思いを強くした午後のひとときだった。

2011年6月3日金曜日

体育祭を終えて

5月31日(火)、前日までの雨もあがり、台風一過の秋晴れ(?)と、体育祭には絶好の天候となりました。前日には準備・予行ができなかったため、早朝より、生徒会執行部をはじめ、グラウンド関係のクラブの生徒が多数集まり、ライン引きやテント張り等、準備を精力的に行い、予定どおり体育祭を開催することができました。午前中は、毎年恒例となっている「たけのこ保育園」の園児による友情出演があり、園児たちは、踊りを披露後も、テント内の応援席から、各競技に熱心に声援を送ってくれていました。午後になると、ムカデ競争や4人5脚等学年種目で一気に盛り上がりを見せ、最終種目のクラス対応リレーで最高潮に達しました。その余韻がさめやらぬ中、閉会式で成績発表があり、唯一クラス旗を作った3年B組が、クラスの団結の力を見せつけ、見事に総合優勝を成し遂げました。
 開会式の挨拶では、「自主自立」を、閉会式の講評では、「クラスの和」を強調しました。この体育祭の成果を、今後の学校生活に生かしてくれることを期待しています。

2011年5月21日土曜日

授業公開とPTA総会

 本日午後、公開授業、PTA総会がありました。公開授業には、150人ほどの保護者が参加され、熱心に授業を見学されていました。総会終了後、学年懇談会を行い、保護者の方々からたくさんの貴重な意見をいただきました。これらの意見をもとに、今後の授業改善や学校運営の見直しへと繋げていきます。本年度から学校関係者評価にも取り組むこととしており、情報の発信・共有、保護者の参画、レスポンシビィティとアカウンタビリティを根っこに据えた学校運営を行う決意をあらたにしました。

2011年5月9日月曜日

生徒会認証式

先週、前期生徒会立候補者による立ち会い演説会があり、当選した役員に対し、本日午後、認証状を授与しました。会長は信任投票、会長以外の役員は全て決選投票による選任でした。校長室で、生徒会顧問が立ち会い、7人の新役員から決意表明をしてもらいました。「自分たちで学校行事を盛りあげていこう」との気概が披露され、私からは、「自主性に大いに期待する」とエールを送りました。

2011年4月11日月曜日

入学式を終えて

 4月8日、281人の新入学生を迎え、次のような言葉を贈りました。  新入生のみなさん、入学おめでとう。また、保護者の皆様方におかれましては、感慨ひとしおのことと、心よりお喜び申しあげます。  この3月に、東日本大震災とそれに伴う大津波、福島原子力発電所の事故があり、繰り返し報道される現地の状況は、私たちに大きな衝撃を与えました。現地では復興に向けた努力・対策や支援活動がまだまだ続けられています。毎朝決まった時間に起きて、学校に行く。時にはお父さんやお母さんとけんかもし、学校では勉強に追われて四苦八苦し、ほんの些細なことで友だちと仲違いをし悩んだりと、そんな、当たり前の日常が如何に大切な、大事なものであるか、今回の震災が教えてくれたのではないでしょうか。震災の事実だけが記憶に残るのではなく、高校生である自分は、そのとき何を考え、どういう行動をしたのかが、後になって記憶に残るよう、今回の震災を教訓として、毎日の高校生活を大事にし、充実した内容となるよう心がけてください。  入学にあたり、みなさんに期待することは、「山高までの人」ではなく、「山高からの人」になってほしいということです。本校は中学生の人気が高く、みなさんは本校への入学を目標にしっかりと勉強してきたことと思います。これからは、将来の夢を育み、人生の大きな目標に向かって、更に大きく成長を遂げる時期です。そのためにも、みなさんに望むことを三つあげます。 一つめです。自分の夢の実現に向け、学習活動や部活動、学校行事に意欲的に取り組んでください。そのためには、何のために学ぶのか、目的意識を明確に持つことが何より重要です。 二つめです。学校全体として、わかる授業の実現を目指しています。自ら学ぶ姿勢を持ち続け、毎日の授業を大切にして、家庭学習にも力を入れてください。毎日の学習の積み重ねが3年後の栄冠に繋がることを信じて、焦ることなく、決して諦めずに、一歩ずつ着実に進んでください。 三つ目です。人はそれぞれ、いろいろな思いや考えを持っています。お互いを思いやる気持ちを持ちながら、生徒同士、生徒と教職員、双方が好ましい人間関係をつくっていってください。  なお、保護者の皆様方に特にお願したいことがあります。高校時代は、自立性や社会性を身につける大事な時期です。多感な、感受性豊かな子どもたちは、悩んだり苦しんだりすることもあろうかと思います。時にはじっと見守りながら、子どもたちの成長を長い目で見て、支えてやってください。私たちは、生徒の自立を促す視点に立って、生徒の学びを支援してまいりますので、ご協力をいただきますようお願いします。  新入生のみなさん。本日から、山高生としての生活が始まります。本校は、明治32年、三重県第四中学校として創立以来112年を迎える県内でも屈指の伝統校であり、創立の理念は、自主自立と気高き品性であります。高校生の時にしかできないこと、また、自分にしかできないことがたくさんあるはずです。自主自立の精神を忘れずに、自ら学び、考え、行動する姿勢を大事にしながら、いろんなことにチャレンジしてください。 みなさんの高校生活が、充実感あふれるものとなることを期待して、入学式にあたっての式辞とします。

2011年3月30日水曜日

終業式にあたり

3月に発生した東北太平洋沖地震、それに伴う大津波、福島原子力発電所の事故は、生徒たちにも大きな衝撃を与えました。繰り返し報道される現地の厳しい状況に胸を痛め、強いショックを受けています。そうした中、今自分たちに何ができるか、真剣に考え、行動を起こし始めています。3月14日には生徒会執行部が中心となって校内募金活動をはじめ、3月19日の文化部発表会では、震災の被害を受けた現地への支援と連帯の熱い思いを込めて、吹奏楽部と合唱部が力いっぱいの演奏を繰り広げました。また、ロビーでは、インターアクト部が中心となり募金活動を行い、数時間で10万円を超える募金が集まりました。震災の事実だけが記憶に残るのではなく、そのとき自分は何を考え、どう行動したのかが、後年きっと記憶に残るような、そんな生徒の言動は心強い限りです。 本年度は、とりわけ美化委員を中心に、「ゴミの分別から減量へ」の意識で環境美化活動を推進しました。来年度は、HRごとに選出された人権委員が中心となり、学校行事をはじめとする教育活動全ての点において、自主自立の精神を基調とし、人権に配慮し人権を尊重した生徒主体の活動が展開されることを期待しています。 三重県こども条例の制定に関わった卒業生の思いを在校生が受け継ぎ、その具現化を目指して、生徒が主役となった学校づくりに取り組んでほしい。

2011年3月5日土曜日

卒業式

3月1日に卒業式がありました。15名の来賓の方々に臨席いただき、250名を越える保護者が出席されました。私からは、下記のような内容の式辞を述べました。 

 卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様方には、今日この日を迎えるにあたり、感慨ひとしおのことと思います。心よりお喜び申し上げます。
 本日ここに、卒業証書授与式を挙行するにあたり、大変お忙しい中、多数の来賓の方々にご臨席を賜りました。厚くお礼申し上げます。(ありがとうございます。) 卒業生の皆さんは、3年前、本校が前期選抜の実施など大きな学校改革に乗り出した、その初年度に入学した、いわば「改革の第一期生」であります。希望に胸を膨らませ、そして周りからは大きな期待をかけられながらの高校生活だったと思います。この3年間を振り返ってみて、心の中にこみ上げる思いは、どのようなものでしょうか。合唱祭や文化祭でクラス一丸となって取り組んだこと、あるいは遅くまで練習に明け暮れたクラブ活動のこと、大学受験を目指し自主学習や補習に取り組んだことでしょうか。そこには、ともに学び汗を流した仲間たちとの思い出や、時には厳しい言葉を投げかけながらも、土曜日曜をいとわず粘り強く接してくれた先生方との思い出が、ぎっしり詰まっているものと思います。それらの思い出を、今あらためて胸に刻んで、旅立ちの支えとしてください。
 昨年度の卒業式から、卒業生全員の名前を読み上げており、先ほどは、8人の担任が、一人ひとりの名前に万感の思いを寄せながら読み上げました。なかには、1年生の途中、病のため、高校での学習を強く望みながらも、その思いが叶わず天国へと旅立ってしまった仲間がいます。名前を読み上げることはできませんでしたが、3年間、9人全員が持ち上がった3年担任団の先生方は、ともに過ごした在りし日の姿を思い浮かべながら、「いっしょに卒業だよ」との思いを心に抱いて、今、こうして式に臨んでいることと思います。命の尊さ、そして生きていることの意味をしっかりと受け止め、保護者の方々や自分の周りの方々への感謝の気持ちを決して忘れずに、これからもそれぞれの夢の実現に向かって精励し、「生きる力」を確かなものとしていってください。
 在校生のみなさんにも、あわせて伝えたいことがあります。 本校は、学習活動や部活動に熱心に取り組みながら、人間力を鍛えるとともに、進路希望の実現を図ることを、大きな目標としています。そのためには、知識や教養のみならず、人として人間形成に関わる学びなど、多くの学びに対して、受け身の姿勢ではなく、自ら、主体的に向かっていこうとする姿勢を持つことがが大事です。旧制中学校からの伝統を受け継ぐ本校の、創立の理念は、自主自律・気高き品性であり、(「プラチナの陽はふりそそぎ・・・」で始まる校歌の中にうたわれていますが、)これらは、新しい制服のデザインのモチーフともなっており、110年の時代を超え、現在へと受け継がれているものです。自ら考え、自ら学ぶ姿勢を生涯忘れず、これからもたくさんの方々との出会いや体験を通して、学びを深め、自分の意思で未来を切り拓いていく力を身につけていってください。
 卒業生の皆さんは、宇治山田高校で過ごした日々を糧とし、今後、同窓生の一員として、一層飛躍されることを期待し、卒業式にあたっての式辞とします。